家づくりを一から考えて時間ばかり費やしていませんか?
”この世に存在しない空間を造る。”そんなことを考えていたこともあります。
でも現在は違います。ハウスメーカーに勤務し多くのことを学びました。現在では設計スタッフ・営業マンに設計を教える立場にたって模倣ということを口に出し指導するようになりました。
それがこの基本プランに凝縮されています。何度も何度もこの基本プランを活用することによって住宅内動線が見えてきたり、外観のフォルム(形)が見えてくるのです。
”真似る”このことが のちのち設計する行為の早道だと言うことに気が付いたです。
(応用編)
どこにでもある基本プランをアレンジします。
敷地にあった提案が必要になりますが動線を崩さず、構造体に無理をかけていません。
お客様の要望に応え、どこにでもある住宅からオリジナリティーをきかせた住宅を提案していきましょう。
スタイリッシュな住宅に変えることも、山小屋風にし暖炉を設ける要望にも応えることが可能です。
一から創造する設計事務所に比べれば設計費を1/10に抑えることになります。あなたの聞いたお客様の要望を満たすことができます。予算の把握、住宅ローンの準備、資料整理に時間をかける時間が生まれます。プランが短時間でできるのはあなたにとって最大のメリットになります。
(シリーズ1:風の設計)
夏のエアコンに頼らない家づくり
高気密高断熱と冬を主体に家づくりがおこなわれ20年になります。未だに気密と断熱を理解していない方もいますが ここでは触れません。(省エネの時代です。なにより雪国でも快適に過ごせます。)
それと並行に行って来たのが風の通し方です。
大きな窓と反対側に風通しを考えて もう1つ窓を設けます。(これも常識です。)シリーズ:風の設計の考え方とは違います。
さて、本題の風の設計です。この問題に着手したのが10年前です。冬だけではなく、”夏も快適にしたい”と考え、できるだけ西日を避け南と北だけに窓をつくろうと考えました。
昔から西日は日差しがきつく太陽高度も下がる為、住宅の奥まで日差しが差し込みます。夜の不快な暑さをつくったことから嫌われているのです。
一つの部屋に南と北に窓を配置するとなるとプランに制限が出てきます。風の流れを妨げるものをなくすことはプランとして難しいのですが 夏の涼しい風が部屋中をスムーズに流れることと引替えであれば、プランの制限も受け入れられるものです。目的は風を流すことです。
家を抜ける”風の道”をつくることによって クーラーに頼らない住宅が出来あがるのです。
庭に植栽を植え、窓にはグリーンカーテン、性能の良いサッシも効き目があります。でも、最後に秘訣の一手を加えることで熱くならない住宅が完成します。
その秘訣とは何か?
後日、回答いたします。